頭痛

生理の始まる1～2日前や生理中に頭が痛くなる女性が多いのですが、これは偏頭痛の一種です。この時期、女性の体の中ではホルモンの分泌が急激に減少するため、血管が過度に収縮・拡張し、痛みが起こると考えられています。

人間は、眠ることでその日の疲れを取り、翌日のエネルギーを蓄えます。寝不足になると体の疲れが取れないばかりか、寝不足そのものがストレスになります。そしてこのストレスが頭痛を引き起こすことになります。この場合、一般的には偏頭痛が多いようです。
また、逆に寝すぎたときにも頭痛は起きます。特に残業続きで寝不足な日が続いた時、長時間の睡眠をとると緊張から開放され血管が拡張することで起こると考えられます。

虫歯や顎関節症などあごのトラブルがある人も頭痛に悩なせられるケースがあります。あごや歯の痛みがあると常に同じ歯でものを噛んでしまったり、口の開け方にゆがみが出てあごの片方ばかり引っ張られることに。すると筋肉に負担がかかり、緊張性の頭痛が起こりやすくなります。

近視や乱視が急に進んだり、視力に合わないメガネやコンタクトレンズを使っていると、突然、頭痛が起こることがあります。目のピントを調整する筋肉が疲労するために起こる頭痛の一種です。ドライアイなどの場合も同じです。

お酒を飲みすぎたときに襲ってくる二日酔いの頭痛です。これは、アルコールが体内で分解されるときにできる物質・アセトアルデヒドの影響によるもので、脳の血管に炎症が起こることが原因です。波打つようなズキズキした痛みが特徴で偏頭痛の一種です。

頭痛を誘発する食べ物は結構あります。コーヒー等に含まれるカフェインを多く摂りすぎると血管が収縮・拡張を起こし、頭痛を引き起こします。また、体が余話伝いるときにワインなどでポリフェノールを摂ると頭痛を起こすこともあります。

肩こりや首のこりが悪化すると頭痛になることがあります。パソコンの前に一日座っている方は眼精疲労により首や肩の筋肉が緊張して痛みもでてきます。この部分は筋肉が硬直し血液の流れを悪くして頭痛を引き起こすことになります。頭痛は首と肩の筋肉をほぐし、血流を改善してあげることでよくなります。

※このような症状の方に⇒全身整体コースをお勧めします。

骨盤（仙骨）のゆがみが原因で頭痛が起こることがあります。
脳と脊髄は硬い膜に包まれていてその内部を満たしているのが脳骨髄液です。神経組織を保護するとともに新陳代謝をうながしています。脳脊髄液は、脳と脳から骨盤（仙骨）に走っている脊髄神経の周りを、一定のリズムで絶えず循環していますが骨盤がゆがむとこの循環が悪くなり「頭痛」を誘発する要因と考えられています。

※このような症状の方に⇒骨盤矯正（全身整体コース）をお勧めします。

これだけは覚えておきましょう！偏頭痛は冷やす、緊張型頭痛は温める

偏頭痛が起こったときは光や音の刺激をさけて暗い静かな場所で横になって休むと楽になります。痛む部分に冷却シートや水枕、冷たいタオルを当てて冷やすと、炎症を起こしていた血管が収縮して痛みがやわらぎます。まぶしい光や騒音、人ごみなどが頭痛を引き起こすことになるのでできる限り避けるようにしてください。